ローカル版のDifyを使用していると、大きなデータをナレッジにアップロードしたい場合があります。しかし、デフォルト設定ではデータの最大サイズが制限されているので、必要に応じてこの制限を緩和する必要があります。本記事では、Difyのローカル版でアップロードデータの最大サイズを変更する手順を詳しく解説します。
手順
1. 環境設定ファイルの場所を確認する
まず、Difyの設定ファイルを見つける必要があります。
【ユーザー名】¥dify¥docker¥docker-compose.yaml
2. 設定ファイルの編集
設定ファイルをエディターで開きます。ここで、アップロードサイズの制限を管理する設定を見つけます。例えば、以下のような設定行が含まれているはずです:
UPLOAD_FILE_SIZE_LIMIT: ${UPLOAD_FILE_SIZE_LIMIT:-15}
この行を、希望するサイズに変更してください。例として、150MBに変更する場合は次のようになります。
UPLOAD_FILE_SIZE_LIMIT: ${UPLOAD_FILE_SIZE_LIMIT:-150}
次に、表示を管理する設定を見つけます。
NGINX_CLIENT_MAX_BODY_SIZE: ${NGINX_CLIENT_MAX_BODY_SIZE:-15M}
この行を、希望するサイズに変更してください。例として、150MBに変更する場合は次のようになります。
NGINX_CLIENT_MAX_BODY_SIZE: ${NGINX_CLIENT_MAX_BODY_SIZE:-150M}
3. サーバーの再起動
設定を変更した後は、Difyのサーバーを再起動する必要があります。これにより、新しい設定が反映されます。再起動コマンドは、次のように実行します:
docker-compose down
docker-compose up -d
サーバーが正常に再起動したら、設定が適用されているかを確認します。
4. 設定の確認
Difyの管理画面やターミナルで、アップロード時に新しい最大サイズが反映されていることを確認します。問題なく大きなデータがアップロードできることを確認できれば完了です。
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